関西学院大学アメリカンフットボール部|創部80周年記念誌
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〇●●△●●●●〇○●●●〇〇●●●●●●〇△〇●●●●〇○○○●〇〇○○○○〇〇〇○○●〇●●●〇○○●○●●2019年1月3日 東京ドームにて大黒柱として活躍するWR松井リーグ戦で昨年の雪辱を果たす 日本一、そしてその先も戦い続けようという意味を込めたスローガンだった。このスローガンを掲げ、光藤主将を中心とした2018年度ファイターズは「社会人を倒して日本一」という目標に向けて走り出した。今振り返るとなかなかいい試合ができず、後輩達にかなり助けてもらった一年だったと感じる。 悪質タックル問題によって、良くも悪くも世間から注目を集めることになったが、春の試合では日本大学戦の翌週に行われた日本体育大学戦に敗れ、その夏の合宿でもなかなかチームが変わったという実感は持てなかった。4年生は毎日頭を悩ませ、焦りながらも必死にもがいていた。特に主将の光藤は「全員で」と何度も繰り返し、学年、役割関係なくひとり一人が自覚を持つよう呼びかけた。しかし秋シーズンも納得のいかない試合が続き、そのままBig Gameの週に突入した。 11月4日万博記念競技場で行われた関西大学戦、残り0秒まで相手にリードを許し、最後の最後に当時2年生の奥野から当時3年の阿部にTDパスが通って引き分けた。流石に目が覚めた。次週の立命館大学戦に向けて4年生だけでなく2・3年生も遅くまでミーティングに付き合ってくれた。なんとか勝利できたが、その2週間後の西日本代表決定戦、またしても立命館大学に序盤からリードされる展開になった。ただ、どんな状況でも4年生達は下を向かず、1プレー1プレーに集中しようと呼びかけた。まさに“Fight on”。どんな状況でも戦い続けた。結果、2点差で迎えた残り2秒でのフィールドゴールチャンスを見事成功させ、劇的な逆転勝利を収めた。不格好ながらも「全員で」諦めず“Fight on”した試合だった。 迎えた甲子園ボウル。修羅場を乗り越えたファイターズは一味違った。今年一番のプレーを大舞台で披露するファイターズの姿がそこにはあった。 4年生だけでなく「全員で」“Fight on”した2018年度ファイターズは、部の長い歴史のなかでもクセのあるチームだったのではないだろうか。(副将 尾崎 祐真)111立命館大学(6-1-0)関西学院大学(6-0-1)京都大学(3-4-0)関西大学(4-2-1)龍谷大学(1-6-0)甲南大学(0-7-0)近畿大学(4-3-0)神戸大学(3-4-0)立命館関学大京都大関西大龍谷大甲南大近畿大神戸大7-3124-728-1035-349-045-1231-1531-723-319-1938-042-031-742-07-243-2330-2114-028-30-1714-3110-2819-1921-3017-1426-016-635-73-350-380-1414-1727-1013-3117-220-490-423-280-2610-2712-457-3117-06-1631-1323-2115-310-4231-147-3522-1738-633-4121-236-3841-33氏 名氏 名位置位置DL筒井 慎士TR油谷 脩AS徳田 航DB荒川 陸RB富永 将史TE荒木 将太MGR安西 雄平RB中村 行佑TR潮 博史MGR西田 沙穂AS大谷 祐介QB西野 航輝DB西原 光平DL大村 一真WR長谷川智也OL岡田 勇人WR松井 理己K/P小川 拓光DL松田 直樹WR尾﨑 祐真WR小田 快人DL三笠 大輔OL光岡 昌典AS小野 雄嗣QB光藤 航哉AS川合 輝尚DB森下 博貴DB北村 謙汰DL森本 励弥高等部コーチ木村 翔太LB倉西 康太RB山口 祐介OL山科 和也TR鍬田 拓蔵DB山田 遼太LB斉藤 圭吾DB弓岡 敬太DB坂本 耕太SNP鈴木 邦友TR横尾 昌典RB田村 大樹DB横澤 良太TE對馬 隆太高等部コーチ渡辺 俊太■ 西日本代表校決定戦 WESTERN JAPAN BOWL 関西学院大学 20-19 立命館大学■ 第73回毎日甲子園ボウル(29回目の優勝)  関西学院大学 37-20 早稲田大学■ 第72回ライスボウル  関西学院大学 17-52 富士通フロンティアーズ■メンバー表部長池埜  聡主将光藤 航哉監督鳥内 秀晃主務安西 雄平中学部コーチ辻尾 辰将■秋季リーグ戦(56回目の優勝)Fight on80th Anniversary 20212018

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