桝井 耕一郎 (1977年卒業)菅野 昌知 (1978年卒業)井戸 剛 (1992年卒業)前田 忠嗣 (特別会員)徳永 真介 (1998年卒業)[写真協力]清水 茂(P-TALK)山岡 丈士(特別会員)福田 祥太(P-TALK)2022年8月発行発 行: 一般社団法人 KG FIGHTERS CLUB 西宮市上ヶ原山手町3-27企画・編集: 80周年記念誌 編纂プロジェクト印刷・製本: 株式会社フジプラス関西学院大学アメリカンフットボール部80周年記念誌 編纂プロジェクトプロジェクトリーダー島野 和弘 (1999年卒業)関西学院大学アメリカンフットボール部80周年記念誌 編集後記を書くにあたり、パソコンに残っていた打合せ議事録を確認してみた。第一回の打合せは令和3年1月27日であった。1年半も前の話だ。コロナ禍でスタートし、リモートでの開催も含め何度も打合せを積み重ねてきた。記念誌を作るにあたり、50年史以降の30年にスポットライトを当てる、というコンセプトが固まった。50年史の次は100年史を作るのが通例であるが、「監督生活28年を続けた鳥内さんがやってきたことを、明文化しFightersの財産にしよう」とのKG Fighters Clubからの声もあった。また一世代30年と言われるタイミング、アナログからデジタルへの変換が急速に進む中、アナログのデータや資料の保管という意味でも、このタイミングで一度纏めておくことは、非常に重要な意味を持つと考えた。実際この30年外部環境、内部体制を含め本当に大きな変化があった。詳細は本文をご覧いただきたい。 また本文は、多くの方に執筆をお願いした。表現として統一されていないものが散見されるかもしれないが、執筆者の想い、背景、人間性をできる限り伝える為にも、原文そのままで掲載していることをご了承頂きたい。 編集に携わり、私が一番感じたことは「Fighters愛」である。多くの人たちに支えられ、愛されてFightersは存在しているのだと改めて痛感した。創部に携わられた方はもちろん、歴代の監督、コーチ、スタッフ陣の想像を絶する献身的な関わりだけでなく、この本には明文化されなかった、学校関係者、フットボール協会、父兄なども含め、OB/OGが現役に声を掛け、相談に乗り、援助してくれたことが背景には山程ある。図らずともスクールモットーの実践がFightersには根付いている。「Mastery for Service」は額に掲げられるものではなく、ここに存在していると実感する。時は必ず流れる。いつかまた90周年、100周年というタイミングが来るだろう。もちろんどんな時でも強く、誇り高く、日本一を争うチームであってほしい。そう願うが、それ以上に私はこれからも日本一いや世界一、より多くの人に愛され続ける存在であってほしいと切に願う。 最後に、このプロジェクトに参加させてもらい、心から感謝を申し上げたい。執筆、取材させていただいた多くの方を始め、20歳以上も離れた若造をリーダーとして抜擢してくれた竹田会長、ずっと支えてくれた菅野さん、徳永さん、本作りに多大な尽力を頂いた井戸さん、前田さん、ムチャぶりを聞いてくれた田頭君、大西君、写真を提供頂いた、山岡さん、P-Talk様、あげればキリがないですが、心よりの感謝を申し上げます。そして何よりも編集長を務めてくれた桝井さんがいなければこの記念誌の実現はあり得ませんでした。感謝の念に堪えません。 この冊子がFightersだけでなく、フットボール界全体の財産になってくれること、そして将来世代の子供達に夢や希望を与えられる一助になることを祈っております。島野 和弘(1999年卒業)編集後記
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