関西学院大学アメリカンフットボール部|創部80周年記念誌
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Ⅰ立命館大の台頭、関学・京都大の3強時代へ1991年 前年リーグ戦6位という部史上初めての屈辱を味わったチームは、伊角富三監督の新体制の下で再出発。春は京大、日大、関大に敗れるなど復活への糸口が見いだせないまま。秋のリーグ開幕戦(同大)はユニフォームとロゴを刷新して臨んだが、13-14と思わぬ敗戦。背水の陣となったが、前年はケガで出場できなかったQB東村がエースに復帰し、第4戦で過去最強と言われた京大を16-14で撃破。プレーオフも下馬評を覆して京大を30-23で破り、2年ぶりのリーグ優勝を果たした。 甲子園ボウルは初出場の専修大との対戦で、接戦となったが、25-20で6年ぶりの学生日本一の座に就いた。ミルズ杯(年間最優秀選手)には14年ぶりに関学選手として池之上主将が選ばれた。ライスボウルはオンワードに6-28で敗れた。鳥内新監督秋季リーグ 立命館戦秋季リーグ 立命館戦秋季リーグ 立命館戦秋季リーグプレーオフ 京大戦秋季リーグプレーオフ 京大戦試合終了後の京大 水野監督と伊角監督ミルズ杯を受け取る池之上主将20(平成3年─13年)1992年 伊角監督が退任し、鳥内秀晃コーチが新監督に就任。宮田部長の要請で伊角氏はマネジメントを担うディレクター(新設)となり、チームを後方から支援する役に回った。 チームは戦力的に充実していると見られていたが、リーグ戦終盤に立命に10-17で敗れ、最終戦でQB金岡率いる京大に10-21で敗れた。関京時代から立命大を加えた三強へとリーグ戦の構図は変化してきていた。1991—2001

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