関西学院大学アメリカンフットボール部|創部80周年記念誌
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秋季リーグ 京大戦甲子園ボウル 日体大戦秋季リーグ 京大戦甲子園ボウル 日体大戦甲子園ボウル 日体大戦秋季リーグ 立命館戦秋季リーグ 立命館戦秋季リーグ 立命館戦211994年 卒業生の抜けた穴は大きかったが、青山主将の下、夏合宿を経てチーム力は向上。リーグ戦は危なげなく勝利を積み上げ、第6戦の立命大戦。立命大は年々、指導者・トレーニング等の環境を整え、優れた高校生を集めて着実に戦力を高め、京大を撃破していた。前半0-10でリードされ、第4Qに逆転したものの、その直後、2年生QB東野からWR芝原へのロングパスが通り、再逆転のTDへとつなげられた。最終戦は京大に0-21という18年ぶりの完封負けを喫してリーグ戦は3位となった。立命大は初の甲子園ボウル出場を決め、甲子園ボウルでも初優勝を遂げた。1993年 下級生から活躍してきたメンバーが4年生に揃い、戦力が充実。小野宏(1984年卒)が母校職員に転職してコーチとなった。前年の平成ボウルで指導を受けたアリゾナ州立大のOLコーチ、ダン・コゼット氏を夏季練習に招聘し、ゾーンブロックを徹底的に磨き、OLの完成度が一気に上がった。 秋のリーグ戦ではRB前島が「ゾーン」と呼ぶランプレーでゲインを稼ぎ、NG谷嶋主将が率いる強力な守備と噛み合って8年ぶりのリーグ戦全勝優勝。甲子園ボウルでは初出場の日体大をゾーン中心のランプレーで圧倒し、35-7で快勝した。ミルズ杯にはRB前島が選ばれた。ライスボウルは、春に快勝したアサヒビール・シルバースターとの対戦となり、QB芝原のパスの成功などで大接戦となったが、終了まで31秒でQB東海(京大卒)にTDパスを決められて逆転され、涙を飲んだ。

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