関西学院大学アメリカンフットボール部|創部80周年記念誌
27/177

秋季リーグプレーオフ立命大戦秋季リーグ 立命大戦秋季リーグ 立命大戦秋季リーグ 京大戦秋季リーグ 立命大戦秋季リーグ 立命大戦272005年 松本主将の下で4年ぶりの甲子園ボウル出場をめざしたチームは春季の対学生の試合を全勝し、秋のリーグ戦も第6戦まで危なげなく勝ち進んだ。しかし、最終の立命大戦は前半、得点を奪えず、後半に追い上げたが、最終的に15-17で敗れた。戦術面でのアドバンテージを奪えず、各選手のサイズ・能力の差を埋められなかった。ファイターズの歴史において初めて4年連続で甲子園ボウル出場を逃し、聖地を経験しないまま卒業する学年を生み出すという痛恨の結果を受け入れなければならなかった。逆に立命大は4年連続で甲子園ボウルに出場し、この年を除いて3度学生日本一に輝いた。人材のリクルート力、充実した指導体制、突出したトレーニング環境など大学の全面的なバックアップを受けて立命大は盤石の黄金時代を築いていた。2004年 佐岡主将の下、打倒立命大をめざしてチームは着実に成長していった。秋のリーグ戦は第5戦で戦力的に不利とされた立命大に、オフェンスの戦術がぴたりとはまって30-28で3年ぶりの勝利を挙げた。しかし、次節、すでに3敗していた京大に対し、集中力を高めることができずにミスが相次ぎ、13-17で逆転負けを喫した。執念による大勝利の2週間後に、京大の執念によって奈落の底に落とされた。1敗同士で迎えたプレーオフは雨の長居陸上競技場。第1QにQB河野の独走TDなどで14点をリードしたが、後半は立命大QB高田、WR木下らの活躍で追いつかれ、同点のままタイブレークへ。1,2回目で決着がつかずに3回目のタイブレークで先攻・立命大はFGを決めたが、関学はFGを決めることができずに甲子園ボウルへの出場を3年連続で逃した。

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る