第3フィールドの完成秋季リーグ 立命大戦第3フィールドでのこけら落とし試合甲子園ボウル 法政大戦甲子園ボウル 法政大戦秋季リーグ 立命大戦順当に勝利を重ね、最終戦は立命大と全勝対決となった。雨の神戸ユニバ記念競技場。先制を許したが、1年間準備したプレーを攻守ともに遂行し、16-14で激戦を制した。5年ぶりの単独優勝、甲子園ボウル出場が決まった瞬間だった。甲子園では、史上最も充実した戦力を誇る法政大オフェンスが序盤から得点を重ねたが、関学オフェンスもさまざまなスペシャルプレーを駆使して追いかける展開に。最後は43-45まで追い上げたがわずかに届かなかった。 なお、この年、人工芝フィールドが開設したことに伴い、小学生対象のタッチフットボールチーム「ブルーナイツ」代表・岡本浩治(1979年卒)と中高年対象の「シニアファイターズ」代表・三浦智(1986年卒)が2007年創設に向けて動き始めた。 平松一夫部長が退任し、新部長に芝野松次郎人間福祉学部教授が就任した。282006年 ファイターズは長いトンネルの中でもがき続けていた。柏木主将が掲げたのは「Unity for New birth」(生まれ変わる為の一致団結)。4月にキャンパス北側の近接地に人工芝の第3フィールドが完成し、素晴らしい環境が整った。グラウンド整備などは不要となり、選手は土でユニフォームが汚れることもなくなり、負担が格段に減った。 オフェンスは立命大とのサイズ差・運動能力差を覆すために、思い切って戦術の転換を図り、オプションルートを駆使した特殊なパスオフェンス「ラン&シュート(R&S)」の導入に本格的に取り組み始めた。ハワイ大などでこの戦術に熟知していたダン・モリソンコーチを2年続けてゴールデンウィークに招き、徹底的に指導を受けた。しかし、春は日大に完敗し、法政大には3-45と大敗した。夏合宿を終えてQB三原が操るR&Sパスオフェンスは精度が上がった。オフェンス全体ではランプレーを組み合わせて安定感を高め、秋のリーグ戦は
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