●7-16●0-10○10-0○16-7豪雨の関京戦。徹底したランオフェンスで6年振りの全勝対決を制す。ライスボウル。後半一度は逆転するも、試合終了間際に逆転された。この年より小野宏OBが朝日新聞を退職し、学院広報室に勤務。コーチに参画。2年振りのライスボウルでは、シルバースターに終了間際の逆転を許し、惜敗。甲子園ボウル。日体大のオプションを封じ、19回目の日本一。NG主将谷嶋、DE岡本、LB寺下。平成ボウル4連覇。アリゾナ州立大学と連合チームを組み、京大・ミシガン大連合チームに勝利。 我々のシーズンがスタートしたのは、92年の11月、試合前の大方の予想では関学有利と伝えられていた京大に大敗した時からだ。 どうすれば勝てるチームになるのか、何をすれば良いのか、どうすれば過信を自信に変えられるのかを模索して1年が始まった。 まず、1年を通して負けないこと、全勝することを目標に据えた。 春は、例年よりも走りこみを増やし、メンタル面と足腰の強化をメインとした練習を行ってきた。春のシーズンでは日体大と社会人チームのサンスターに、2敗を喫した。 向かっている方向が正しいのかどうか、全勝での優勝を目標にしていた我々にとっては厳しい春のシーズンとなった。 秋のシーズンが始まり、初戦の大体大に大勝し、幸先のいいスタートを切ったかに見えた。しかし2戦目の近大戦、6戦目の立命戦では試合終了間際の逆転FGで辛うじて勝利し、なんとか全勝優勝をかけて京大との試合に臨むことが出来た。 試合当日までは、本当にこれで勝てるのだろうか、1年間これで良かったのかと不安はあった。しかし、試合開始のセレモニーの際に幹部の顔を見ると皆、笑顔で京大の選手を見据えていた。その時、勝てるという自信が沸いてきた。過信ではなく、自信が。 豪雨の中、我々は京大に勝利し、全勝で優勝を果たし、続く甲子園ボウルでも春シーズンに敗れた日体大と対戦し、雪辱を果した。 最後、ライスボウルではシルバースターにあと一歩のところで及ばず、目標を達成できぬままシーズンが終わった。どこかに「勝てるやろ」という過信が生まれたのかもしれない。 1年間探していた答は見つかったのか、見つからなかったのかはわからない。ただ、妥協せず、常に模索し続けることが最も大事なことだと感じている。(主将 谷嶋 淳)関西学院大学京都大学立命館大学神戸大学大阪体育大学近畿大学同志社大学関西大学関学京都大立命館神戸大大体大近畿大同志社関大○○○○○○○●○○○○○○●●○○○○○●●●○○○○●●●●○○●●●●○●●●●●●●●●●●○●24-1422-2045-761-1016-1542-1314-2426-2243-2248-032-633-720-2222-2638-038-2139-3530-77-4522-430-3856-4945-2433-010-610-4821-3849-5613-1015-166-3235-3924-4513-427-337-300-3310-1326-93-587-4415-4116-2026-5613-21□第48回毎日甲子園ボウル(19回目の優勝) 関西学院大学 35-10 日本体育大学□第47回ライスボウル 関西学院大学 23-28 アサヒビールシルバースター■メンバー表部 長宮田 満雄主 将谷嶋 淳監 督鳥内 秀晃主 務渡辺 敦58-344-741-1556-2620-1621-139-26位置マネージャー荒木 秀信中学部コーチ名村 隆行DB野村 昌弘OL糸井真一郎OL今井 栄太WR廣部 雅資TE大村 和輝トレーナー福永 琢磨OL前本 昌浩DB大寺 将史LB槙原 貴之DE岡本 秀彰DB小川原秀哉DE松尾 康平WR川原 亮輔フレッシュマンコーチ松田 聡DB松本 直人DB桑田 修吉RB三木 淳平RB齊藤 一洋LB三澤 卓司QB芝高 雅浩QB芝原 学RB道場 弘圭OL高野 英昭RB南園 茂雄WR高増 純一マネージャー宮本 敬士DL谷嶋 淳LB三輪 修司トレーナー角田 泰久中学部コーチ森田 孝司LB寺下 友啓高等部コーチ安田 滋郎TE内藤 大輔DL山県 哲WR中川 耕市マネージャー渡辺 敦氏 名位置氏 名■秋季リーグ戦(41回目の優勝)86全勝優勝を目指して過信ではなく自信を80th Anniversary 20211993
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