関西学院大学アメリカンフットボール部|創部80周年記念誌
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○61-0○14-0○17-7○14-6○7-6●0-7○19-7○7-0○6-0●7-19○18-0●0-6○7-3●●●○○○○○○○○○○○○○●○●●●○●○●●●●●○●●●○●●●6-7●3-7●0-18●6-14●7-17●0-14●0-61阪神・淡路大震災。部員の多くが、ボランティアで活躍した。震災復興特別企画。西宮スタジアムを無料開放してのチャリティーゲーム。集まった義援金、収益金は西宮市に寄付された。阪神・淡路大震災発生。部員は地震発生直後からボランティアとして避難所や病院で活躍した。復興企画として阪急西宮スタジアムを無料開放したチャリティーゲームを行い、集まった義援金、収益金は西宮市に寄付された。立命館戦。“アニマルリッツ”と呼ばれた強力な守備の前に、TDを奪えず。関京戦。果敢に中央突破を試みるRB副将・山田。幾度となくピンチを救ってきたK城台のキック。 前年、京都大学、立命館大学に敗れ関西学生リーグ3位という結果に終り、しかも立命館大学が初の大学日本一の座に輝き、本当の意味での3強時代に突入したのが1995年シーズンであった。 新チームの方針、目標を4年生で話しあっていた最中、1995年1月17日「阪神大震災」が神戸そして西宮を襲った。当初は全員の安否の確認、家や下宿が壊れた者もたくさんいたので全員の居場所の確認などに明け暮れた。その後は避難所となった西宮の学校を中心にボランティア活動をチーム一丸となって実施した。そういった状況の中、我々が感じたことは、本当にたくさんの人がファイターズを応援してくださっており、期待してくださっているということだった。やっと上ヶ原のグラウンドで練習が再開できた時、チームのテーマを“勇気”とし、“勇気”を持ってフットボールに取り組み、被災された方々へ“勇気”を与えるチームになろうと誓った。 秋のシーズンはオフェンス、ディフェンスともに今一つ調子に乗れず、向かえた立命館大学戦、前年の雪辱をはらすための一戦だったが結局、東野君のパスにディフェンスはやられ、オフェンスはまったく進まず、大敗。全てを賭けて望んだ京大戦も前半こそいい勝負をしたものの第4Qに突き放され、2年連続3位という不本意な結果に終わってしまった。 この結果はやはり、チームの方針“勇気”を徹底できなかった私を始めとした4年生の責任であり、いまだにあの時に、西宮にある関学が、日本一を達成できなかったことが悔しいし、恐らく一生忘れることはないだろう。(主将 山田 晋三)京都大学立命館大学関西学院大学近畿大学甲南大学同志社大学関西大学京都産業大学京都大立命館関学大近畿大甲南大同志社関西大京産大37-057-320-053-028-327-031-1534-73-2830-1521-1430-90-270-3714-3123-133-5715-3115-3031-1414-2822-200-207-3414-2128-140-539-3013-2320-227-700-3920-2470-739-024-20位置RB安藤 勝康高等部コーチ辰馬  徹LB石山 昌洋OL田原 稔識RB出水 浩一WR伊田 憲史DL稲川  匡TE天神  浩LB今立圭一郎フレッシュマンコーチ長尾 敦史LB岩佐 強司マネージャー永野 年哉WR梅田 幸志トレーナー長野 祐一RB野田  浩フレッシュマンコーチ大竹  渉DB羽尾 健志フレッシュマンコーチ大渕 正嗣RB奥井 剛平DB橋村 朋憲LB小野寺 望トレーナー船木 秀邦WR金田 達雄WR古本 実照OL古山 隆浩OL川口  洋RB正井 三博TE河瀬壮一郎WR三澤 幸三DB岸田 智久QB村岡 敬介OL木次 正光高等部コーチ木本 公敏OL森田  徹DB久乗 六甲マネージャー山口健太郎RB山田 有茂LB山田 晋三TE米澤 篤司RB渡辺 健太WR渡邊 憲史位置氏 名氏 名中学部コーチ小西 潤一OL嶋   平RB清水 賢一フレッシュマンコーチ清水 大輔K/P城台  聡DL高橋  満■秋季リーグ戦(3位)■メンバー表部 長宮田 満雄主 将山田 晋三監 督鳥内 秀晃主 務山口健太郎88京大、立命の壁“勇気”を与えるチームを目指したが80th Anniversary 20211995

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