関西学院大学アメリカンフットボール部|創部80周年記念誌
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○31-0○21-7●7-21○12-7●7-12●0-31立命戦。前半リードでの折り返しにも、後半逆転を許す。平成ボウル。ミシガン大選手のタックルを振り切って前進するRB花房。開幕の関大戦に先発したQB金崎。京大戦。劣勢に、流れを変えたい関学はQBに2年岡村を起用。 1998年度は前年度の甲子園ボウル、法政大学との両校優勝という幕切れとともにスタートした。 我々は新年度に向け『大化』というスローガンを掲げた。『大化』の趣旨は“一人一人が今の自分の壁を打ち破り大化けし、周囲の者にもその影響を及ぼし大化けさせる“である。これに加え、“人間は一生の中で四回大きく化ける機会がある“という意味がある『四有大化』から、”我々が化けなければならないのは今であり、4回生一人一人が変わらなければ勝利はない“との想いからこのスローガンを掲げることとした。 春季シーズン中は、4回生の中に今までの試合経験だけではない、これまで積み上げてきたものや勝負に対するこだわり等の希薄さが目立っていた。 そして、秋季シーズンに入り何とか目の前の敵に勝利を収めていたが、京都大学に惨敗し、初めてこれまでの過ちに気付き、目が覚めることになる。最終の立命館大学戦に向け、4回生を含め、選手全員が一つになることができ、前半は攻守蹴において相手を圧倒し、リードして折り返したが、後半は失速して逆転負けを喫することになった。 振り返ってみると、我々は、京都大学や立命館大学をはじめとした敵を見る前に、自分に克つことができなかったのである。負けてから気付くのは遅いことであり、忸怩たる思いではあるが、今後の人生に活かすとともに、我々が得たものを後進に伝える事ができるはずである。 ファイターズの将来を担う後輩諸君には「4回生のチーム」と言われる所以をよく考えていただき、我々と同じような過ちを繰り返さず、常に日本一を目指していただきたいと願っている。(主将 小田川 雅)91立命館大学京都大学関西学院大学近畿大学神戸大学関西大学大阪産業大学同志社大学立命館京都大関学大近畿大神戸大関西大大産大同志社35-827-1321-2027-635-9○○○○○●○○○○○●○○○○○○●●●○○○○●●●●●○●●●●●●○○●●●●●●●○●○●8-3544-052-1757-613-2734-2043-1449-1420-210-4420-3427-2114-106-2717-5214-4321-2714-279-356-5714-4910-1427-147-620-690-2714-330-288-420-243-3519-2137-1062-724-069-035-327-033-1421-1928-042-810-3717-1313-17位置マネージャー兄井 宏史高等部コーチ高野 真樹DL武田 高志LB池田 真敏WR竹部 鉄平DB石村 健司LB伊吹秀一郎WR塚崎 泰徳LB上郷  肇中学部コーチ津川 剛久OL植田 将生LB西川 彰一RB大北 壮司マネージャー西谷 智也WR畑 秀和TE緒方 裕司RB花房 政寿RB岡野 有紘RB平尾 公裕トレーナー奥田 章弘トレーナー奥藤  敬DL福留 英記DL小田川 雅中学部コーチ藤本 賢治LB片岡 純一DB松下 恒幸DB馬渕 剛QB金崎 吉保OL光元 俊貴トレーナー小池 定範DL三善 仁マネージャー小林 裕明高等部コーチ古谷野岐彦DB山澤 賢祐OL山瀬 博孝RB島野 和弘RB山田 卓彦中学部コーチ角  洋平氏 名位置氏 名■秋季リーグ戦(3位)■メンバー表部 長宮田 満雄主 将小田川 雅監 督鳥内 秀晃主 務兄井 宏史自分自身に克てなかった一年大化というスローガンのもと80th Anniversary 20211998

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