関西学院大学アメリカンフットボール部|創部80周年記念誌
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○7-0●0-76年ぶりの単独優勝を果たした甲子園ボウル。立命館との全勝対決。開始3プレー目でRB井岡が88ヤード独走のTD。大寺OBがディフェンスバックコーチに。2年振りの甲子園は、法政大学に大差の勝利。6年振りのライスボウル出場もシルバースターに一歩およばず。宮田満雄部長の退職にともない、武田建理事長が部長に。6年振りのライスボウル。4度目の挑戦もシルバースターに及ばず。QB有馬。甲子園ボウル。MVPに選ばれたRB井岡。大産大戦。第4Qには4年のQB赤坂もオフェンスを指揮した。 1999年度は奥田を主将に据え、また数多くのOBをコーチ陣に迎えシーズンがスタートした。前年度、京大・立命の圧倒的パワーとスピードに大敗を喫し、目前で全員が優勝の胴上げの光景を焼き付け、この屈辱が常に私達の糧であった。 春のシーズンは、甲南に創部以来の敗戦を喫し、長浜での立命戦大敗の結果は、両者の力の差がそのまま点差となってあらわれた。優勝とかリベンジとか口だけの者が多く、本来ファイターズにおいて誰よりも勝ちたいと想っているはずの4年生に「何が何でも相手に勝ってやる」というこだわりが根本的に欠けていた。自分達の力量を再認識し4年生がひとつになって臨んだ春の関京戦が私達のターニングポイントであった。 秋のシーズンは、順当に勝ち進み終盤を迎え、京大には18年振りに完封勝利、立命には圧倒的不利という下馬評を覆して勝利し、2年振りに関西リーグを制覇することができた。 大寒波が襲った甲子園ボウル。数多くのビッグプレーが飛び出し、法政に大勝利を収め、校歌「空の翼」を高々と胸を張って歌い上げた。 しかし、ファイターズの悲願であるライスボウル初優勝の夢を達成できなかったことが唯一の心残りである。 ここで得た経験や能力は今後の人生においてプラスとなり、財産となっていくだろう。このような素晴らしい財産を与えてくれた鳥内監督をはじめコーチ・スタッフ、OB、父母の皆様に感謝している。 最後に新世紀の“ファイターズ”にエールを送りながら……。(主務 森本 健吾)関西学院大学立命館大学京都大学甲南大学神戸大学近畿大学大阪産業大学関西大学関学大立命館京都大甲南大神戸大近畿大大産大関西大○○○○○○○○○○○●○○○○○○○●●●●●○○○○●●●●●●●○●○●●●●●●●●○●●●●●○○27-724-021-048-624-066-027-745-1427-645-023-07-277-2742-727-348-1227-00-240-2114-457-4214-714-1317-76-486-273-277-1410-97-240-240-4512-4813-149-100-660-230-277-1724-70-650-447-5614-2010-237-147-1465-044-056-720-1423-1014-714-7□第54回毎日甲子園ボウル(21回目の優勝) 関西学院大学 52-13 法政大学□第53回ライスボウル 関西学院大学 17-33 アサヒビールシルバースター■メンバー表部 長武田  建主 将奥田 真吾監 督鳥内 秀晃主 務森本 健吾氏 名氏 名位置位置DL玉本 潤一QB赤坂 浩司QB有馬 隼人中学部コーチ鶴崎 智也LB富岡 建介RB井岡  淳DL中平 剛史LB榎原 俊樹OL西田 芳昭RB猪狩 真吾RB大江 充繁TE野口  智OL太田 善文高等部コーチ原田 篤史DB廣瀬 大三OL大堂 泰二WR堀口 敬太OL奥田 真吾TE尾崎 雄介DL松浦  広OL加藤  大トレーナー松田 茂俊DB松田 直陽DB北村 洋平WR三谷 尚徳DB佐藤加寿洋LB芝原  篤OL森  嘉一OL竹森 耕大マネージャー森本 健吾LB田附 貴章マネージャー山本 真也WR田富 雄祐トレーナー山合 祐仁DL谷 洋一郎高等部コーチ芳村 公寛■秋季リーグ戦(44回目の優勝)92屈辱を闘志の糧に下馬評を覆しての立命戦完勝80th Anniversary 20211999

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