関西学院大学アメリカンフットボール部|創部80周年記念誌
97/177

○41-6○21-6●6-212004年12月4日、プレーオフ。長居陸上競技場にて。プレーオフ、立命戦。降りしきる雨の中、3度目のオーバータイムで同点を狙ったFGは無情にもゴールを逸れた。第6節、京大戦。すでに3敗していた京大に敗れる。前節の立命戦勝利から手綱を締めることはできなかった。第5節、立命戦。3年振りの立命戦勝利を2点差でもぎ取った。 志半ばでこの世を去った平郡さんの意志を継いで、我々の学年はスタートした。 二年間苦杯をなめた立命を如何にして倒すのか。経験した過去の敗北と向き合い、捲土重来を期す。それしか頭になかった。春シーズンでは、試合を通じて成長できる土台を作るため、筋力アップに注力した。チームが向う方向、レベルアップのスケジュールなどを確認しながら、全て立命戦に照準を合わせていた。春の天王山と定めた松下電工戦では地力の差を見せつけられたが、我々の弱点を炙り出すいい機会となった。秋シーズンに入り、初戦の関大戦、4戦目の龍谷大戦は相手の攻撃に翻弄され苦戦を強いられたが、全勝優勝を掛けての立命戦に駒を進めることができた。そして、立命戦。準備したものを全て出し切れるか不安はあったが、総力を決して挑み、三年ぶりの雪辱を晴らすことができた。今思えばここで燃え尽きていたのかもしれない。次節で三連敗中の京大に足元をすくわれプレーオフとなり、立命との再戦となった。結果は、立命の気持ちが上回っていたのか、FGで蹴ったボールが僅かに届かなかった。関わるすべての人が勝ちたいと願い努力をする。当然の事ではあるが、生活のあらゆる場面を支配するようになるまでには非常に長い階段を登らねばならない。我々は着実な一歩を踏み出し、確実にその長い階段を登っていると確信していた。それだけに、どうしようもない自分への怒りに苛まれた。七年が経過した今でも立命に勝って優勝する夢を見る。それぐらい4年は大事で、現在も私の人生に大きく影響している。昨今は、どんな強敵がでてくるか全く予想ができない時代になってきた。戦術一つとってもショットガンが主流になり、傾向を絞り込めない。難しい時代だ。しかし、どんな時代がきても変わらない事が一つだけある。それは、チームを信じ本気で取り組むことだ。平郡さんは、そんな直向なファイターズをずっと天国より見守ってくれている。(主将 佐岡 真弐)97■メンバー表部長平松 一夫主将佐岡 真弐監督鳥内 秀晃主務藪西 雄太立命館大学(6-1-0)京都大学(3-4-0)近畿大学(2-5-0)関西学院大学(6-1-0)関西大学(4-3-0)同志社大学(2-5-0)神戸大学(3-4-0)龍谷大学(2-5-0)立命館京都大近畿大関学大関西大同志社神戸大龍谷大33-735-2128-3041-2142-7○○●○○●●○●●○○●○●●○●●○●○○○○○●○○●●○○●○●●○●●●○●●○○●●○●●○●7-3317-2017-1313-1714-2621-3520-179-3021-2428-2130-2813-1730-937-3152-721-4117-1324-2131-3717-287-4226-1421-287-5228-177-2026-1314-483-3520-019-3414-2132-106-4114-13□ 甲子園ボウル出場決定戦 23-38位置氏 名氏 名20-738-2313-2613-1448-1434-1935-321-140-2010-3218-1717-18■秋季リーグ戦(47回目の優勝) 14(7)ー14(10)立命館大学位置RB朝山 順平MGR新多真奈美TR畑中 啓希OL東井 剛平DB深見 一平MGR阿部 祐樹WR福井 啓祐WR五百川利夫DB星田 光司DL石田 貴祐TE板坂  和RB堀口 晋OL大林 隆宏高等部コーチ松岡 洋人QB河野  順高等部コーチ松本 欽也LB近藤 祐輔MGR藪西 雄太RB横田 泰人DL佐岡 真弐OL塩田 昌弘LB吉田 卓麻DB高倉 宏文DB渡辺  充DL田頭 一志WR多田 佳祐RB田中 慎也DL中野 彰久TE灘  喜貴OL並河 雅之ヤマモモの誓い80th Anniversary 20212004

元のページ  ../index.html#97

このブックを見る